実家を処分するまで何か月かかる?長引くケースと進め方
親が亡くなったり、施設へ入居したりして、誰も住まなくなった実家。
「そろそろ実家を処分しよう」
と考えたとき、気になることの一つが、
「全部終わるまで、いったい何か月かかるの?」
ということではないでしょうか。
家の中には大量の荷物が残っている。
土地や建物の名義も確認しなければならない。
兄弟とも話をしなければならない。
さらに家を売却するのであれば、不動産についても考える必要があります。
実家の処分に必要な期間は、家財の量だけでは決まりません。
家族の話し合い、相続や名義、家財整理、不動産、実家までの距離などによって大きく変わります。
そのため、
「実家の処分は○か月で終わります」
と一律に考えることはできません。
この記事では、実家を処分するときの大まかな流れと、時間がかかりやすいケースについてご説明します。
この記事で分かること
この記事では、
- 実家を処分するまでにどのくらい時間がかかるのか
- 実家の処分を始める前に確認すること
- 家財整理・相続・不動産を考える順番
- 実家の処分が長引きやすいケース
- 遠方に実家がある場合の考え方
- できるだけスムーズに進めるためのポイント
についてご説明します。
これから実家を処分しようと考えている方は、まず全体の流れを確認してみてください。

対応地域について
実家が空き家になり、
「これから何をすればよいのか分からない」
「家財もそのまま残っている」
「売るのか残すのかもまだ決まっていない」
という段階からご相談いただけます。
実家が空き家になると、電気・ガス・水道だけでなく、
家財整理
不動産
相続に関する手続き
建物の管理
など、いくつもの問題が出てきます。
何から始めればよいのか分からない場合には、まず現在の状況を整理するところから始めます。
実家じまい・実家の片付けに関するご相談は、近畿地方または近畿地方周辺に実家がある方を対象としております。
現在お住まいの地域は問いません。
対応地域に実家がある場合は、近畿地方はもちろん、関東・北陸・福岡まで、私が皆様のご指定の場所へ直接お伺いし、無料でお話をお聞かせいただきます。
ご相談のためにお伺いする際の相談料や出張費はいただいておりません。
上記以外の地域にお住まいの方についても、まずはお問い合わせください。場所や状況を確認したうえで、個別に対応を検討いたします。
まず「実家の処分をどこまで行うのか」で期間が変わります
実家の処分といっても、人によって考えている内容は違います。
たとえば、
家の中の家財だけを処分したい
という方もいれば、
家財を整理して、実家そのものも売却したい
という方もいます。
さらに、
建物を解体して土地を処分したい
という場合もあります。
当然ながら、必要となる期間は同じではありません。
そのため、最初に、
「自分たちは実家を最終的にどうしたいのか」
を考えることが大切です。
まだ決まっていなくても構いません。
少なくとも、
- 残す可能性がある
- 売却したい
- 解体も検討している
- まだ家族で決めていない
など、現在の状況を整理するところから始めましょう。
実家の処分は数週間で終わることもあれば、半年以上かかることもあります
実家の状況が単純で、
- 家族の意見がまとまっている
- 相続や名義に問題がない
- 家財が少ない
- 処分後の方向が決まっている
のであれば、比較的スムーズに進められる場合があります。
一方、
- 家族の意見がまとまらない
- 相続人が複数いる
- 不動産の名義を確認する必要がある
- 大量の家財が残っている
- 実家が遠方にある
- 売却先がなかなか決まらない
- 建物の解体が必要
などの事情があれば、半年以上かけて進めることも考えられます。
つまり、
家財の量だけを見て「何か月」と考えることはできません。
何に時間がかかりそうなのかを最初に確認することが重要です。
1.まず家族で実家をどうするのか確認する
最初に確認したいのは、
「実家を最終的にどうするのか」
です。
たとえば、
- 家族の誰かが住む
- 当面は空き家として残す
- 売却する
- 賃貸などで活用する
- 建物を解体する
などがあります。
家財をすべて処分してから、
「やっぱり実家を残したかった」
となっても元には戻せません。
まず家族の考えを確認してから、大きな処分を始める方がよいでしょう。
家族の意見がまとまらない場合については、こちらの記事でもご説明しています。
→「実家じまいで兄弟・家族の意見が合わないときはどうする?」
2.親が亡くなっている場合は相続や名義を確認する
親が亡くなったことをきっかけに実家を処分する場合には、相続についても確認する必要があります。
まず、
実家の土地や建物が誰の名義になっているのか
を確認します。
場合によっては、
- 亡くなった親の名義
- さらに前の世代の名義
- 土地と建物で名義が違う
- 共有名義になっている
といったこともあります。
また、相続人が複数いる場合には、実家を誰が相続するのかについて話し合いが必要になることがあります。
こうした部分に時間がかかれば、当然その後の不動産処分にも影響します。
親が亡くなった後の実家について考える順番は、こちらの記事でもご説明しています。
→「親が亡くなった後の実家はどうする?片付け・相続・売却を考える順番」
3.残しておく物を確認する
実家の方向性を考えながら、家の中にある物も確認していきます。
最初から大量の物を処分するのではなく、
- 通帳
- 印鑑
- 不動産関係の書類
- 保険関係の書類
- 契約書
- 貴金属
- 写真
- アルバム
- 手紙
- 思い出の品
などを先に確認しておきましょう。
特に兄弟姉妹がいる場合には、
「自分には不要でも、ほかの家族は残したい」
という物もあります。
残す物を先に決めることで、その後の家財整理を進めやすくなります。
4.家財整理を進める
残す物を確認したら、不要な家財を整理していきます。
家財が少なく、実家へ頻繁に行けるのであれば、ご家族で少しずつ進めることもできます。
一方、一軒分の家財がほぼそのまま残っている場合には、かなりの作業量になります。
家具、家電、衣類、食器、本、布団などをすべて分別し、搬出し、処分するには時間が必要です。
そのため、
自分たちで少しずつ行うのか
家財整理業者へ依頼するのか
によっても期間は変わります。
自分でできることと業者へ頼めることについては、こちらの記事でもご説明しています。
→「実家じまいは自分でできる?業者に頼むこと・自分でできること」
5.実家を売却する場合は不動産について相談する
実家を売却する方向であれば、不動産会社などへ相談します。
ここで、
「家の中を完全に空にしてからでないと相談できない」
と思う必要はありません。
家財が残っている段階でも、不動産について相談できる場合があります。
そのため、
家財整理を全部終える
↓
それから不動産会社を探す
という順番に固定する必要はありません。
家財整理と並行して不動産について相談することで、全体の予定を立てやすくなることもあります。
6.売却までの期間は物件によって大きく違います
不動産の売却については、
「売りに出せばすぐ売れる」
とは限りません。
立地、建物の状態、土地の条件、価格などによって状況は変わります。
買い手が比較的早く見つかる場合もあれば、時間がかかる場合もあります。
そのため、
「家財整理が終わった日=実家の処分が完了する日」
ではありません。
実家そのものの売却までを「処分完了」と考えるのであれば、不動産売却に必要な期間も考えておく必要があります。
7.解体する場合はさらに工程が増えます
建物を残したまま売却するのではなく、解体して土地として処分する場合には、さらに工程が増えます。
解体業者への相談や見積り、家財の撤去、工事の日程調整などが必要になります。
また、
本当に解体してから売却した方がよいのか
については、不動産の状況によって判断が変わることもあります。
先に解体を決めてしまうのではなく、不動産について相談したうえで検討する方法もあります。
実家の処分が長引きやすい5つのケース
ここまでの流れを見ると、実家の処分に時間がかかる原因は、家財整理だけではないことが分かります。
特に次のような場合には、時間がかかりやすくなります。
① 家族の意見がまとまっていない
一人は売却したい。
一人は残したい。
もう一人はまだ考えたくない。
この状態では、家財整理や売却を進めることが難しくなります。
まず家族それぞれの考えを確認する必要があります。
② 相続や名義が整理されていない
誰が相続人なのか分からない。
不動産の名義が以前の世代のままになっている。
こうした場合には、先に相続関係や名義について確認する必要があります。
③ 家財が大量に残っている
長年暮らした実家には、想像以上の家財が残っていることがあります。
特に、
「休日に少しずつ自分たちで片付けよう」
という場合には、何か月もかかることがあります。
④ 実家が遠方にある
片付ける時間はあっても、実家へ行くだけで片道数時間かかる。
そのような場合には、移動そのものが大きな負担になります。
帰省できる回数が限られているため、実家の処分にも時間がかかりやすくなります。
遠方の実家を進める場合の考え方については、こちらの記事でもご説明しています。
→「遠方の実家じまいはどう進める?何度も帰省できない場合の対処法」
⑤ 売却まで含めて考えている
家財を整理するだけであれば、家財整理が終われば一区切りになります。
しかし、
実家そのものを売却して初めて完了
と考える場合には、買い手が決まるまでの期間も必要です。
この部分は自分たちだけでは決められません。
そのため、実家の処分にはある程度余裕を持って考えておくことが大切です。
できるだけ早く進めたい場合は「順番」より「同時進行」を考える
実家の処分では、
①家族で話し合う
②相続を確認する
③家財を整理する
④不動産会社へ相談する
⑤売却する
と、すべてを一つずつ終わらせてから次へ進む必要はありません。
たとえば、
家族で実家について話し合いながら名義を確認する。
家財を整理しながら不動産会社へ相談する。
自分たちで思い出の品を整理しながら、家財整理業者へ見積りを依頼する。
というように、同時に進められることもあります。
ただし、相続や所有関係など、先に確認しなければならないこともあります。
何を先に確認し、何なら同時に進められるのかを整理することが、実家の処分を長引かせないためのポイントになります。
仏壇やお墓についても忘れずに
実家を処分する場合、家の中に仏壇が残っていることがあります。
家を売却したり解体したりするのであれば、仏壇についても、
- 家族が引き取る
- 新しい住まいへ移す
- 小さな仏壇へ替える
- 仏壇じまいを検討する
など、今後どうするのかを考える必要があります。
また、実家の近くにお墓がある場合には、
「実家がなくなった後も、今までどおりお墓を管理できるのか」
について考えることもあります。
もちろん、実家を処分するからといって墓じまいをする必要はありません。
実家、仏壇、お墓はそれぞれ別の問題として考えましょう。
「いつまでに終わらせたいか」を決めると進めやすくなります
実家の処分に絶対的な期限がない場合、
「また今度でいいか」
となりやすいものです。
そのため、
「今年中に家財整理までは終わらせる」
「来年の春までに売却するかどうか決める」
など、自分たちなりの目安を決める方法もあります。
最初から、
「3か月ですべて終わらせる」
と無理な予定を立てる必要はありません。
何をどこまで進めるのかを決め、そのために必要なことを一つずつ整理していきましょう。
実家の処分にかかる期間についてよくあるご質問
Q.実家の処分には何か月くらいかかりますか?
実家の状況によって大きく異なります。
家族の意見がまとまり、相続や名義に問題がなく、家財整理だけであれば比較的早く進められることもあります。
一方、相続関係の確認や大量の家財整理、不動産売却などが必要な場合には、半年以上かけて進めることも考えられます。
Q.家財整理だけなら早く終わりますか?
家財の量や、ご自身で行うのか業者へ依頼するのかによって変わります。
一軒分の家財をご家族だけで少しずつ整理する場合には、思っていた以上に時間がかかることもあります。
Q.家財を全部処分してから不動産会社へ相談するのですか?
必ずしもその必要はありません。
家財が残っている状態でも、不動産について相談できる場合があります。
実家を売却する方向であれば、家財整理と並行して相談する方法もあります。
Q.実家が遠方にあります。やはり時間がかかりますか?
何度も帰省しながらご自身で進める場合には、時間がかかりやすくなります。
自宅から進められることと、現地でなければできないことを分け、必要に応じて現地の業者などへ依頼する方法もあります。
Q.何から始めればよいのか分からない場合でも相談できますか?
はい。
まだ家を売却するのか、残すのか決まっていない段階でも構いません。
現在の実家の状況を確認し、まず何を確認する必要があるのかを整理するところから始めることができます。
実家の処分をどこから始めればよいか分からない方へ
実家を処分しようと思っても、
「家の中に大量の荷物が残っている」
「相続や名義についてよく分からない」
「兄弟とまだ話し合えていない」
「実家が遠方で何度も行くことができない」
「売却まで全部終えるのに、どのくらいかかるのか分からない」
など、状況はそれぞれ異なります。
実家の処分では、家財整理だけでなく、
相続に関する手続き
不動産
仏壇
お墓
などが関係することもあります。
すべてをご自身で調べ、それぞれの専門家や業者を探してからご相談いただく必要はありません。
まだ、
「何をどの順番で進めればよいのか分からない」
という段階でも構いません。
現在の実家の状況をお聞きしながら、何から確認する必要があるのか、ご自身でできることと専門家や業者へ任せることを一緒に整理いたします。
実家が遠方にある場合についても、まずはご相談ください。
対応地域:近畿地方またはその周辺
実家の処分・実家じまいについてのお問い合わせ
お電話またはお問い合わせフォームからご相談いただけます。
お電話でのお問い合わせ 0120-763-571 年中無休 9時~21時

