親が亡くなった後の実家はどうする?片付け・相続・売却を考える順番
親が亡くなり、誰も住まなくなった実家。
葬儀やさまざまな手続きを終えた後、
「この実家をどうすればいいのだろう」
という問題が残ることがあります。
家の中には、親が暮らしていたときの家具や家電、衣類、写真などがそのまま残っている。
土地や建物の名義もよく分からない。
兄弟姉妹とも、実家をどうするのかまだ話していない。
こうした状態で、
「とりあえず家の中を全部片付けよう」
と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、親が亡くなった後の実家については、家財整理だけでなく、相続や不動産、仏壇、お墓などについて確認が必要になることがあります。
すべてを一度に決める必要はありません。
まずは現在の状況を確認し、順番に整理していきましょう。
この記事で分かること
この記事では、
- 親が亡くなった後、実家について最初に確認したいこと
- 実家の名義や相続について
- 実家を残す・売る・解体する場合の考え方
- 家財整理を始めるタイミング
- 仏壇やお墓について確認しておきたいこと
- 自分たちだけで進めることが難しい場合の考え方
についてご説明します。
「実家をどうするのか、まだ何も決まっていない」という方も、まずは一つずつ確認してみてください。

対応地域について
実家が空き家になり、
「これから何をすればよいのか分からない」
「家財もそのまま残っている」
「売るのか残すのかもまだ決まっていない」
という段階からご相談いただけます。
実家が空き家になると、電気・ガス・水道だけでなく、
家財整理
不動産
相続に関する手続き
建物の管理
など、いくつもの問題が出てきます。
何から始めればよいのか分からない場合には、まず現在の状況を整理するところから始めます。
実家じまい・実家の片付けに関するご相談は、近畿地方または近畿地方周辺に実家がある方を対象としております。
現在お住まいの地域は問いません。
対応地域に実家がある場合は、近畿地方はもちろん、関東・北陸・福岡まで、私が皆様のご指定の場所へ直接お伺いし、無料でお話をお聞かせいただきます。
ご相談のためにお伺いする際の相談料や出張費はいただいておりません。
上記以外の地域にお住まいの方についても、まずはお問い合わせください。場所や状況を確認したうえで、個別に対応を検討いたします。
親が亡くなったからといって、すぐに実家を片付ける必要はありません
親が亡くなった後、
「早く実家を片付けなければ」
と思われることがあります。
しかし、急いで家の中の物を処分する必要があるとは限りません。
実家には、
- 預貯金通帳
- 印鑑
- 不動産関係の書類
- 保険関係の書類
- 契約書
- 貴金属
- 写真やアルバム
- 家族にとって大切な思い出の品
などが残っている可能性があります。
また、自分には不要に思える物でも、兄弟姉妹などほかの家族にとっては残しておきたい物かもしれません。
まずは家の中に何があるのかを確認するところから始めましょう。
1.まず相続人を確認する
親が亡くなった後の実家について考える場合、まず確認しておきたいのが相続です。
実家について、
「自分が実家を引き継ぐつもりだから、自分で決めればいい」
と思っていても、ほかに相続人がいる場合があります。
兄弟姉妹など複数の相続人がいるのであれば、実家を誰が相続するのか、売却するのかなどについて話し合いが必要になることがあります。
そのため、家を売却したり大きな処分を進めたりする前に、まず相続関係を確認しておきましょう。
2.実家の土地・建物の名義を確認する
次に確認したいのが、実家の土地や建物の名義です。
「当然、父の名義だと思っていた」
という場合でも、実際に確認すると、
- 亡くなった祖父の名義が残っていた
- 土地と建物で名義が違っていた
- 家族との共有名義だった
などということも考えられます。
実家を今後売却したり、相続したりするのであれば、現在の名義を確認しておく必要があります。
分からない場合には、法務局で登記事項証明書を取得するなどして確認することができます。
3.家族で「実家をどうするのか」を話し合う
相続関係や名義を確認したら、実家を今後どうするのか家族で考えます。
主な選択肢としては、
- 家族の誰かが住む
- 当面は空き家として残す
- 売却する
- 賃貸などで活用する
- 建物を解体する
などがあります。
ここで大切なのは、
「空き家だから売るしかない」
と最初から決めてしまわないことです。
家族にとって思い入れのある実家であれば、すぐには結論を出せないこともあるでしょう。
その場合は、
「今すぐ決めない」
という選択もあります。
ただし、誰も住まない状態で残すのであれば、建物や庭などを誰が管理するのかについては考えておきましょう。
空き家になった実家をそのままにしておく場合に確認したいことについては、こちらの記事で詳しくご説明しています。
4.実家の中にある大切な物を確認する
実家をどうするのか考えるのと並行して、家の中の確認もしていきます。
最初に確認したいのは、処分する物ではありません。
残しておく必要がある物です。
特に、
- 通帳
- 印鑑
- 不動産関係の書類
- 保険証券
- 契約書
- 貴金属
- 写真
- アルバム
- 手紙
- 形見となる物
などは、処分を始める前に確認しておきましょう。
重要な書類については、一か所にまとめておくと、その後の相続手続きなどでも確認しやすくなります。
5.家財整理は「残す物」を決めてから
大切な物を確認した後、少しずつ家財整理を進めます。
実家には長年の生活でたくさんの物が残っています。
すべてについて、
「いる・いらない」
をその場で判断しようとすると、なかなか片付けが進まないことがあります。
そのため、
残す物
処分する物
判断を保留する物
の3つに分ける方法もあります。
また、兄弟姉妹などがいる場合には、自分だけで判断せず、写真や思い出の品などについて一度確認しておくとよいでしょう。
実家の家財を整理する順番については、こちらの記事でも詳しくご説明しています。
6.実家を売却する場合も、最初から全部片付けなくてよいことがあります
実家を売却する方向になった場合、
「まず家を空っぽにしなければ不動産会社へ相談できない」
と思われるかもしれません。
しかし、必ずしも家財をすべて処分してから相談しなければならないわけではありません。
家財が残っている状態でも、不動産について相談できる場合があります。
そのため、
家財を全部処分する
↓
その後で不動産会社を探す
と決めつけず、家財整理と不動産の相談を並行して考える方法もあります。
売却するのかどうか迷っている段階で相談しても構いません。
7.仏壇についても確認する
実家に仏壇がある場合、家財整理を進める中で、
「この仏壇をどうしよう」
という問題が出てきます。
今後、
- 家族が引き取る
- 新しい住まいへ移す
- 小さな仏壇へ替える
- 仏壇じまいをする
などの方法が考えられます。
仏壇については、ほかの家具と同じようにすぐ処分するのではなく、家族で今後どうするのかを確認しておきましょう。
8.お墓についても一度確認しておく
親が亡くなった後の実家じまいでは、お墓の問題が関係することもあります。
たとえば、
「実家の近くに先祖代々のお墓がある」
という場合です。
実家を売却して地元へ行く機会がなくなれば、
「これから誰がお墓を管理するのか」
「今後もお参りを続けられるのか」
という問題が出てくることがあります。
もちろん、実家じまいをするからといって、墓じまいをする必要はありません。
実家とお墓は別の問題です。
ただ、実家の今後を考える機会に、お墓についても家族で一度確認しておくとよいでしょう。
9.すべてを自分たちだけで進める必要はありません
親が亡くなった後には、実家以外にもさまざまな手続きがあります。
そのうえで、
- 相続関係の確認
- 家財整理
- 不動産
- 建物の管理
- 仏壇
- お墓
について、それぞれ自分で調べるとなると大きな負担になります。
特に実家が遠方にある場合には、何度も現地へ行かなければならないこともあります。
自分たちでできることは自分たちで行い、難しい部分について専門家や業者へ依頼するという方法もあります。
すべてを一人で抱える必要はありません。
親が亡くなった後の実家は「順番」を決めて考える
親が亡くなった後の実家については、
片付けなければ。
相続もしなければ。
家も売らなければ。
と、すべてを一度に考えてしまいがちです。
しかし、一つずつ整理していけば構いません。
まず、
相続人を確認する。
次に、
実家の名義を確認する。
そして、
家族で実家をどうするのか話し合う。
そのうえで、
大切な物を確認し、家財整理を進める。
さらに必要に応じて、不動産、仏壇、お墓について考えていきます。
最初からすべての答えを出す必要はありません。
親が亡くなった後の実家についてよくあるご質問
Q.親が亡くなったら、実家はすぐ片付けた方がいいですか?
必ずしもすぐにすべて片付ける必要はありません。
まずは通帳や印鑑、不動産関係の書類などの重要な物を確認し、家族で今後実家をどうするのかを話し合ってみてください。
Q.兄弟がいる場合、勝手に実家の物を処分してもいいですか?
後から家族間で問題にならないためにも、思い出の品や価値のある物などについては、処分する前にほかのご家族へ確認しておく方がよいでしょう。
また、相続財産に関係するものについて判断が難しい場合には、専門家へ確認してください。
Q.実家を売るかどうか決まっていなくても不動産会社へ相談できますか?
相談すること自体はできます。
実家を売却するのか、残すのか迷っている場合でも、現在の不動産の状況や売却する場合の考え方などを確認してから家族で検討する方法もあります。
Q.家財が大量に残っています。全部片付けてから売却するのですか?
必ずしも、すべての家財を処分してからでなければ不動産について相談できないわけではありません。
まず残しておきたい物や重要な物を確認し、家財整理と不動産の相談を並行して進める方法もあります。
Q.相続、片付け、不動産など、どこへ相談すればよいのか分かりません。
実家じまいでは、一つの問題だけで終わらないことがあります。
現在の状況を一度整理し、そのうえで必要な専門家や業者へつないでいく方法があります。
何を誰に相談すればよいのか分からない段階から整理していくこともできます。
親が亡くなった後の実家についてお困りの方へ
親が亡くなった後、
「実家に大量の荷物が残っている」
「兄弟でまだ何も話し合っていない」
「相続や不動産のこともよく分からない」
「実家が遠方なので何度も行くことができない」
など、さまざまな事情があると思います。
実家じまいでは、
家財整理・遺品整理
相続に関する手続き
不動産
仏壇
お墓
など、複数の問題が関係することがあります。
すべてをご自身で調べ、それぞれの相談先を探してからご連絡いただく必要はありません。
まだ、
「実家を売るのか残すのかも決まっていない」
という段階でも構いません。
現在の状況をお聞きしながら、まず何を確認する必要があるのか、どのような順番で進めればよいのかを一緒に整理いたします。
実家が遠方にある場合についても、まずはご相談ください。
対応地域:近畿地方またはその周辺
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