実家を処分する費用はいくら?片付け・解体・売却までにかかるお金

親が亡くなったり、施設へ入居したりして、誰も住まなくなった実家。

今後住む予定がなければ、いずれは実家をどうするのか考えることになります。

そのとき、多くの方が気になるのが、

「実家を処分するには、結局いくらかかるの?」

という費用の問題ではないでしょうか。

実家を処分するといっても、必要になるのは家の売却だけではありません。

家の中に大量の荷物が残っていれば家財整理が必要です。

建物を取り壊すのであれば解体費用がかかります。

親が亡くなっている場合には、相続に関する手続きが必要になることもあります。

仏壇やお墓について考えなければならないご家庭もあります。

そのため、「実家の処分には一律○○万円かかる」と考えることはできません。

この記事では、実家を処分するときに、どの段階でどのようなお金がかかる可能性があるのかを整理してご説明します。


この記事で分かること

この記事では、

  • 実家の処分にはどのような費用がかかるのか
  • 家財整理・不用品処分の費用
  • 建物を解体する場合の費用
  • 不動産を売却するときにかかる費用
  • 相続に関係する費用
  • 仏壇やお墓がある場合に考える費用
  • 実家の処分費用を考えるときの順番

についてご説明します。


対応地域について

実家が空き家になり、

「これから何をすればよいのか分からない」

「家財もそのまま残っている」

「売るのか残すのかもまだ決まっていない」

という段階からご相談いただけます。

実家が空き家になると、電気・ガス・水道だけでなく、

家財整理

不動産

相続に関する手続き

建物の管理

など、いくつもの問題が出てきます。

何から始めればよいのか分からない場合には、まず現在の状況を整理するところから始めます。

実家じまい・実家の片付けに関するご相談は、近畿地方または近畿地方周辺に実家がある方を対象としております。

現在お住まいの地域は問いません。

対応地域に実家がある場合は、近畿地方はもちろん、関東・北陸・福岡まで、私が皆様のご指定の場所へ直接お伺いし、無料でお話をお聞かせいただきます。

ご相談のためにお伺いする際の相談料や出張費はいただいておりません。

上記以外の地域にお住まいの方についても、まずはお問い合わせください。場所や状況を確認したうえで、個別に対応を検討いたします。


実家の処分費用は「家を売る費用」だけではありません

「実家を処分する」と聞くと、不動産の売却を思い浮かべるかもしれません。

しかし、実際には売却までにいくつもの作業が必要になる場合があります。

たとえば、

家財を整理する

↓

相続や名義を確認する

↓

不動産について相談する

↓

必要であれば建物を解体する

↓

不動産を売却する

という流れになることがあります。

さらに、実家に仏壇があったり、お墓についても今後の整理を考えたりする場合があります。

つまり、実家の処分費用を考えるときには、

「家を売るのにいくらかかるか」ではなく、「実家に残っている問題をすべて整理するのに何が必要なのか」

を見ることが大切です。


① 家財整理・不用品処分にかかる費用

まず大きな費用になりやすいのが、家の中に残っている家財の整理です。

長年親が暮らしていた家には、

  • 家具
  • 家電
  • 衣類
  • 食器
  • 布団
  • 本
  • 趣味の品
  • 日用品

などが大量に残っていることがあります。

ご家族で整理できれば費用を抑えることはできます。

一方、家一軒分を業者へ依頼する場合には、

家の広さだけではなく、実際にどれくらいの物が残っているのか

によって費用が大きく変わります。

同じ3LDKでも、ほとんど物がない家と、収納や部屋いっぱいに家財が残っている家では作業量が違います。

そのため、

「○LDKだから○万円」

という数字だけで判断せず、実際の家財量を確認してもらったうえで見積もりを取ることが大切です。

荷物が大量に残っている場合については、こちらの記事でも詳しくご説明しています。

→「実家を処分したいけど荷物が多すぎる|大量の家財はどうすればいい?」


② 買取できるものがあれば処分費用を抑えられることもある

家財の中に価値のあるものがあれば、買取してもらえる場合があります。

ただし、

「実家にあるものは何でも売れる」

わけではありません。

古い家具や家電などは、まだ使用できるものであっても買取の対象にならない場合があります。

そのため、

「売ったお金で家財整理費用をすべて賄えるだろう」

と最初から考えない方がよいでしょう。

価値がありそうなものは査定してもらい、残ったものについて処分方法を考える、という進め方が現実的です。


③ 建物を解体する場合の費用

実家を売却する際、建物を残したまま売るのか、解体して土地として売るのかを検討することがあります。

解体する場合には当然、解体工事の費用が必要です。

ただし解体費用は、

  • 建物の大きさ
  • 木造・鉄骨造などの構造
  • 前面道路の状況
  • 重機が入れるか
  • 隣家との距離
  • 建物内に残置物があるか
  • 塀や物置なども撤去するか

などによって変わります。

そのため、

「一般的な坪単価だけを見て予算を決める」

のではなく、実際の建物を確認して見積もりを取る必要があります。


解体するかどうかは先に不動産会社へ相談してもよい

ここは特に重要です。

「売るなら古い家を先に壊してしまおう」

と考える方もいらっしゃいます。

しかし、必ずしも解体してから売却した方がよいとは限りません。

建物がある状態で購入したい人がいる可能性もあります。

また、売却方法によって適した進め方も変わります。

そのため、

解体業者へ依頼する前に、不動産会社へ相談する

という順番も考えてください。

先に解体してしまえば元には戻せません。


④ 不動産を売却するときにも費用がかかります

実家が売れれば、

「売却代金が入ってくるだけ」

というわけではありません。

売却方法などによって、

  • 不動産会社への仲介手数料
  • 登記に関する費用
  • 契約に関する費用
  • 税金

などが発生する場合があります。

具体的にどの費用が必要になるのかは、不動産の状況や売却方法によって異なります。

不動産会社へ査定を依頼するときには、

「いくらで売れそうなのか」

だけでなく、

「売却した場合、どのような費用がかかるのか」

についても確認しておきましょう。


⑤ 親が亡くなっている場合は相続関係の費用も考える

親が亡くなった後の実家を処分する場合には、相続について確認する必要があります。

たとえば、

相続人の確認

戸籍などの取得

遺産分割

相続登記

などが必要になる場合があります。

ご自身で行える手続きもありますが、状況によっては行政書士、司法書士、税理士などの専門家へ依頼することもあります。

その場合には、それぞれの報酬や実費が必要になります。

特に、

「親名義だと思っていたら祖父の名義だった」

「相続人が思っていたより多かった」

といった場合には、手続きに時間や費用がかかることもあります。

家財整理や売却だけを見るのではなく、不動産の名義についても早い段階で確認しておきましょう。


⑥ 仏壇が残っている場合

実家を空にするときに意外と最後まで残りやすいのが仏壇です。

家具や家電は処分できても、

「仏壇はどうすればいいの?」

と困る方もいらっしゃいます。

仏壇については、

  • 新しい住居へ移す
  • 小さな仏壇へ買い替える
  • 寺院へ相談する
  • 専門業者へ引き取りを依頼する

などの方法があります。

寺院へのお布施や仏壇の運搬・引き取りなど、選択する方法によって費用も変わります。

家財整理業者へ依頼する前に、仏壇をどうするのかについても考えておくと、その後の作業が進めやすくなります。


⑦ お墓についても考える場合があります

実家の処分をきっかけに、

「もう実家の地域へ帰ることがなくなる」

というご家庭もあります。

その場合、

実家近くにあるお墓を今後どうするのか

という問題が出てくることがあります。

もちろん、実家を売却するからといって、お墓も必ず墓じまいしなければならないわけではありません。

しかし、

誰がお墓を管理するのか

今後もお墓参りへ行けるのか

次の世代へ引き継ぐのか

について考える機会にはなります。

墓じまいを行う場合には、墓石撤去、改葬手続き、新しい納骨先などの費用が必要になる場合があります。


⑧ 庭木や物置などにも費用がかかる場合があります

家の中だけを見ていると忘れやすいのが、建物の外です。

たとえば、

  • 大きく育った庭木
  • 大量の植木鉢
  • 物置
  • 自転車
  • 農機具
  • ブロックや石
  • 屋外に置かれた不用品

などです。

特に長年暮らしていた一戸建てでは、庭や物置にも大量の物が残っている場合があります。

家財整理の見積もりを取る際には、

「家の中だけの費用なのか、屋外の物も含まれているのか」

を確認しておきましょう。


⑨ 売却するまで実家を維持する費用もあります

忘れてはいけないのが、実家を所有している間にかかる費用です。

たとえば、

  • 固定資産税
  • 火災保険
  • 電気・水道など
  • 庭木の手入れ
  • 建物の管理
  • 遠方の場合の交通費

などです。

売却まで半年、1年と時間がかかれば、その間も一定の費用が発生することがあります。

そのため、

「処分するときに支払うお金」だけでなく、「処分するまでにかかるお金」

も考えておく必要があります。


結局、実家の処分には総額いくらかかる?

ここまで見ていただくと分かるように、実家の処分費用には非常に多くの項目があります。

しかし、すべての実家でこれらの費用が発生するわけではありません。

たとえば、

家財がほとんどない。

建物を解体する必要がない。

相続手続きがすでに終わっている。

仏壇やお墓の問題もない。

という実家であれば、必要な費用は少なくなります。

反対に、

大量の家財が残っている。

相続手続きが終わっていない。

建物を解体する。

仏壇についても整理する。

となれば、必要な費用は増えます。

つまり、実家の処分費用を知るために最初に必要なのは、

「相場を調べること」ではなく「自分の実家では何が必要なのかを確認すること」

です。


最初から全部の業者へ見積もりを頼む必要はありません

実家を処分しようと思い、

家財整理業者。

不動産会社。

解体業者。

専門家。

それぞれに連絡を取ると、情報が一気に増えてしまいます。

しかも、まだ解体するかどうかも決まっていないのに、解体業者へ見積もりを依頼しても、その見積もりを使わない可能性があります。

まずは、

① 実家を今後どうするのか

② 何が残っているのか

③ どのような手続きが必要なのか

④ どの作業を自分で行うのか

を整理します。

そのうえで、必要な業者や専門家から見積もりを取った方が分かりやすくなります。


費用だけでなく「何をどこまで頼めるのか」を確認する

見積もりを比較するときに、金額だけを見ることにも注意が必要です。

たとえば同じ家財整理でも、

家財の搬出だけなのか

仕分けまでしてくれるのか

買取にも対応するのか

など、業者によって内容が違います。

実家の処分全体についても同じです。

安いか高いかだけではなく、

「その金額で、どこまで対応してもらえるのか」

を確認したうえで比較しましょう。


実家を売る前に片付けるべき?

実家を売却する予定だからといって、必ず最初に家財をすべて処分する必要があるとは限りません。

先に不動産会社へ相談し、売却方法を確認してから家財整理を進める方法もあります。

詳しくはこちらの記事でご説明しています。

→「実家を売る前に片付けは必要?荷物が残ったままでも売却できる?」


実家の処分には時間もかかります

費用と一緒に考えておきたいのが期間です。

家財整理、相続、不動産の売却などがあるため、実家の処分はすぐに終わるとは限りません。

どのくらいの期間を考えておけばよいのかについては、こちらの記事で詳しくご説明しています。

→「実家を処分するまで何か月かかる?長引くケースと進め方」


よくあるご質問

Q.実家を処分するのに最低でも何万円必要ですか?

実家の状態によって大きく異なるため、一律に最低金額を決めることはできません。

家財整理、解体、相続手続きなど、何が必要なのかを先に確認することが重要です。

Q.家財整理だけでも見積もりを取れますか?

多くの家財整理業者では、現地の状況を確認したうえで見積もりを出してもらうことができます。

見積もりにどこまでの作業が含まれているのかも確認してください。

Q.解体費用を先に調べた方がいいですか?

売却を予定している場合には、先に不動産会社へ相談する方法もあります。

必ず解体が必要とは限らないためです。

Q.実家を売れば、処分費用は売却代金から払えますか?

売却代金を受け取る前に必要になる費用もあります。

また、希望する金額で売却できるとは限りませんので、売却代金だけを前提に資金計画を立てない方がよいでしょう。

Q.まだ実家を売るか決めていません。それでも相談できますか?

はい。

売却するかどうか決まっていない段階でも、現在の実家の状況を整理することはできます。


実家の処分費用が分からず、動けなくなっている方へ

実家の処分について調べ始めると、

家財整理はいくら

解体はいくら

不動産売却にはいくら

と、さまざまな費用が出てきます。

それを全部足して、

「実家を処分するには、とんでもない金額が必要なのでは?」

と不安になることもあるかもしれません。

しかし、すべての費用が必ず必要になるわけではありません。

大切なのは、

自分の実家では何が必要なのか

を先に整理することです。

実家の状況を確認したうえで、

必要なもの

必要でないもの

自分でできること

業者や専門家へ依頼すること

を分けて考えれば、必要な費用も見えやすくなります。

実家の処分には、家財整理、不動産、相続に関する手続き、仏壇、お墓など、複数の問題が関係する場合があります。

「結局、誰に何を頼めばいいのか分からない」

という段階からでもご相談いただけます。

近畿地方またはその周辺地域に実家がある方の場合は、全国各地に私がお話をお聞きしに伺います。

まずは、どのようなご相談をお受けしているのか、ホームページをご覧ください。

【実家の終活総合事務所のホームページはこちら】


実家の処分についてのお問い合わせ

まだ実家を売るか、残すか、解体するか決まっていない段階でも構いません。

「自分の実家の場合、どのような費用が必要になりそうなのか整理したい」

というところから、現在の状況をお聞かせください。

お電話でのお問い合わせ
0120-763-571

受付時間:9時~21時(年中無休)