遠方の実家じまいはどう進める?何度も帰省できない場合の対処法

「実家をそろそろ片付けないといけない」

そう思っていても、実家が遠方にあるとなかなか進められないことがあります。

仕事や家庭の都合もあり、実家へ帰れるのは年に数回。

新幹線や飛行機を使えば交通費もかかります。

ようやく帰省しても、

「何から手をつければいいのか分からない」

という状態では、片付けだけで一日が終わってしまうこともあるでしょう。

実家じまいでは、家財整理だけでなく、不動産、相続に関する手続き、仏壇、お墓など、さまざまな問題が関係することがあります。

だからこそ、遠方の実家じまいでは、

「何度も帰省して、その都度考える」

のではなく、

「自分でしなければならないこと」と「現地で任せられること」を整理する

ことが大切です。

この記事では、遠方にある実家を整理するときの進め方についてご説明します。


この記事で分かること

この記事では、

  • 遠方の実家じまいを何から始めればよいのか
  • 帰省したときに確認しておきたいこと
  • 自宅にいながら進められること
  • 現地でなければ難しいこと
  • 家財整理や不動産などを業者へ依頼する場合の考え方
  • 帰省回数をできるだけ減らして進める方法

についてご説明します。

実家が遠く、なかなか現地へ行けない方は参考にしてください。


対応地域について

実家が空き家になり、

「これから何をすればよいのか分からない」

「家財もそのまま残っている」

「売るのか残すのかもまだ決まっていない」

という段階からご相談いただけます。

実家が空き家になると、電気・ガス・水道だけでなく、

家財整理

不動産

相続に関する手続き

建物の管理

など、いくつもの問題が出てきます。

何から始めればよいのか分からない場合には、まず現在の状況を整理するところから始めます。

実家じまい・実家の片付けに関するご相談は、近畿地方または近畿地方周辺に実家がある方を対象としております。

現在お住まいの地域は問いません。

対応地域に実家がある場合は、近畿地方はもちろん、関東・北陸・福岡まで、私が皆様のご指定の場所へ直接お伺いし、無料でお話をお聞かせいただきます。

ご相談のためにお伺いする際の相談料や出張費はいただいておりません。

上記以外の地域にお住まいの方についても、まずはお問い合わせください。場所や状況を確認したうえで、個別に対応を検討いたします。


遠方の実家じまいで大変なのは「距離」だけではありません

遠方の実家じまいというと、まず交通費や移動時間が問題になります。

しかし、本当に大変なのは、

一つの用事のために何度も現地へ行かなければならなくなること

です。

たとえば、

「今回は家の中を確認するために帰省した」

「次は片付けのために帰省する」

「今度は業者の見積りに立ち会う」

「さらに不動産のことで帰省する」

となれば、かなりの負担になります。

片道数時間かかる実家なら、移動だけで一日仕事になることもあります。

そのため、遠方の実家じまいでは、最初からできるだけ帰省回数を減らすことを考えて進めることも重要です。


1.まず実家を今後どうするのか確認する

最初に考えたいのは、

「この実家を最終的にどうするのか」

ということです。

たとえば、

  • 家族の誰かが住む
  • 当面は空き家として残す
  • 売却する
  • 賃貸などで活用する
  • 建物を解体する

などが考えられます。

実家を残す場合と、売却する場合とでは、必要になる片付けの程度も違います。

まだ何も決まっていないのであれば、すぐに結論を出す必要はありません。

ただし、家財整理を始める前に、

「家を今後どうしたいと考えているのか」

について、家族で一度確認しておくとよいでしょう。


2.帰省したときに家の状況を確認しておく

遠方の場合、次にいつ実家へ行けるか分からないこともあります。

そのため、帰省したときには片付けだけでなく、家全体の状況を確認しておきましょう。

たとえば、

  • どの部屋にどの程度の家財があるか
  • 大型家具がどのくらいあるか
  • 貴重品や重要書類がどこにあるか
  • 仏壇があるか
  • 庭や物置にも荷物があるか
  • 建物に傷みがないか
  • 郵便物がたまっていないか

などです。

スマートフォンで各部屋の写真を撮っておくのも一つの方法です。

後から業者などへ相談するときにも、家の状況を説明しやすくなります。


3.貴重品や重要書類を先に確認する

実家の片付けを始める場合、最初から大量の家財を処分するのではなく、まず貴重品や重要書類を確認しておきましょう。

たとえば、

  • 通帳
  • 印鑑
  • 不動産関係の書類
  • 保険関係の書類
  • 契約書
  • 貴金属
  • 写真やアルバム
  • 家族にとって大切な物

などです。

特に遠方の場合、一度処分してしまった物を後から確認することは困難です。

残しておきたい物や家族に確認する必要がある物は、先に分けておくと安心です。

実家の家財をどのような順番で整理すればよいのかについては、こちらの記事で詳しくご説明しています。

→「実家の片付けはどこから始める?家財が多い場合の進め方」


4.自宅にいながら進められることを先に進める

実家じまいだからといって、すべての作業を実家で行う必要はありません。

内容によっては、自宅から電話やメールなどで確認できることもあります。

たとえば、

  • 家族との話し合い
  • 家財整理業者への問い合わせ
  • 不動産についての相談
  • 必要となる手続きの確認
  • 仏壇についての相談
  • お墓についての確認
  • 見積りの比較

などです。

実家へ行ってから、

「さて、次は何をしよう」

と考えるのではなく、事前にできることを進めておけば、現地で行う作業を減らすことができます。


5.現地でなければできないことをまとめる

一方で、実際に現地へ行かなければ難しいこともあります。

たとえば、

  • 家の中の確認
  • 貴重品や思い出の品の確認
  • 家財整理の立会い
  • 鍵の受け渡し
  • 建物や土地の確認
  • 仏壇の確認

などです。

遠方の場合には、これらを一回の帰省でできるだけまとめられないか考えてみましょう。

たとえば午前中に家財の確認をして、午後から業者と打ち合わせをするなど、事前に予定を組んでおけば帰省回数を減らせる可能性があります。


6.家財整理をすべて自分で行う必要はありません

実家に大量の家財が残っている場合、帰省するたびに少しずつ片付ける方法もあります。

しかし、実家までの距離が遠い場合には、

交通費+移動時間+片付けの時間

を考える必要があります。

何度も往復しているうちに、交通費だけでもかなりの金額になることがあります。

そのような場合には、

残したい物や貴重品だけ自分たちで確認し、その後の家財整理を業者へ依頼する

という方法もあります。

「全部自分たちで行う」

「全部業者へ任せる」

という二択で考える必要はありません。

自分たちで行う部分と、任せる部分を分けて考えることができます。


7.不動産のことも早めに考えておく

家財をすべて片付けた後になって、

「この家をどうしよう」

と考え始めるより、実家じまいの方向性を考える段階から不動産についても確認しておく方が進めやすくなります。

売却するのか。

残すのか。

解体するのか。

まだ決められないのか。

まずは現在の考えを整理するだけでも構いません。

また、所有者や相続の状況によっては、売却する前に確認や手続きが必要になる場合もあります。

実家の名義が誰になっているのか分からない場合には、その確認もしておきましょう。


8.仏壇やお墓のことを忘れない

実家の片付けを進めていくと、仏壇をどうするのかという問題が出てくることがあります。

家を売却したり解体したりするのであれば、仏壇についても今後どうするのか考える必要があります。

また、実家が遠方にある場合、

「お墓も実家の近くにある」

ということもあります。

実家へ行く機会がなくなれば、お墓参りやお墓の管理を今後どうするのかという問題が出てくることもあります。

ただし、実家じまいをするからといって、必ず仏壇じまいや墓じまいをしなければならないわけではありません。

それぞれ別の問題として、家族で今後どうするのかを考えていきましょう。


遠方だからこそ「全部別々に考えない」

実家じまいには、

家財整理

不動産

相続に関する手続き

仏壇

お墓

など、いくつもの問題が関係することがあります。

それぞれについて別々に調べ、別々の業者や専門家へ相談し、そのたびに実家へ行くとなれば、大きな負担になります。

特に遠方の場合には、

「実家じまい全体として何が必要なのか」

を最初に整理しておくことが大切です。

そのうえで、自分でできること、専門家へ相談すること、現地の業者へ任せることを分けていきます。


遠方の実家じまいについてよくあるご質問

Q.実家が遠方でも実家じまいはできますか?

はい。

ただし、何も決めずにその都度帰省していると、移動回数が増えてしまう可能性があります。

まず必要な作業を整理し、自宅で進められることと現地で行うことを分けて考えてみましょう。


Q.何回くらい実家へ帰ればいいですか?

実家の状況や家財の量、今後家をどうするのかによって異なります。

できるだけ帰省回数を減らしたい場合には、一度の帰省で確認する内容を事前にまとめておくことが大切です。


Q.家財整理の立会いは必要ですか?

依頼する業者や作業内容によって異なります。

遠方で立会いが難しい場合には、立会いなしで対応できるのか、鍵の受け渡しをどうするのかなどを事前に確認しておきましょう。


Q.遠方なので家の中に何があるのか分かりません。

まず一度現地を確認できるのであれば、各部屋の写真を撮影しておくと、その後の相談がしやすくなります。

ご自身で現地へ行くこと自体が難しい場合には、その段階から相談できる業者などを探す方法もあります。


Q.家財、不動産、仏壇、お墓をまとめて相談できますか?

実家じまいでは複数の問題が関係するため、まず全体の状況を整理することが大切です。

現在どのような状態なのかを確認したうえで、必要に応じてそれぞれの専門家や業者と連携しながら進める方法があります。


遠方の実家じまいでお困りの方へ

実家が遠方にあると、

「片付けに行きたいけれど時間が取れない」

「何度も帰省するのは難しい」

「家財、不動産、仏壇、お墓……どこから手をつければいいのか分からない」

ということもあると思います。

すべてをご自身で調べ、それぞれの業者や専門家を探してからご相談いただく必要はありません。

まずは、

実家がどこにあるのか。

現在、誰か住んでいるのか。

家の中にどのくらい物が残っているのか。

今後、実家をどうしたいと考えているのか。

分かる範囲でお聞かせください。

まだ今後の方向が決まっていない段階でも構いません。

現在の状況を確認しながら、何から始めればよいのか、どの部分をご自身で進め、どの部分を任せた方がよいのかを一緒に整理いたします。

対応地域:近畿地方またはその周辺

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