親が亡くなった後の実家は何から始める?|実家じまいの進め方と最初に確認すること
親が亡くなった後、誰も住まなくなった実家を前にして、
「まず何から手をつければいいのだろう」
「家の中を片付けた方がいいのか」
「売るか残すか、まだ家族で決まっていない」
と悩まれる方は少なくありません。
実家じまいは、家の中の荷物を処分すれば終わりというものではありません。
相続、不動産、家財や遺品の整理、公共料金や各種契約、今後の建物の管理など、いくつもの問題が関係します。
だからこそ、最初からすべてを決めようとせず、順番に確認していくことが大切です。

この記事で分かること
- 親が亡くなった後、実家について最初に確認すること
- 実家の片付けを始める前にしておきたいこと
- 実家を売るか残すか決まっていない場合の考え方
- 遠方に実家がある場合の注意点
- 自分たちだけで実家じまいを進めることが難しい場合の方法
1.まずは「誰が実家を相続するのか」を確認する
親が亡くなったからといって、すぐに実家を売却したり処分したりできるとは限りません。
まず確認したいのが、実家の所有者と相続関係です。
土地と建物の名義が亡くなった親になっているのか、父母の共有になっているのか、あるいは祖父母など以前の世代の名義が残っているのかによって、必要となる手続きが変わります。
また、兄弟姉妹など複数の相続人がいる場合には、実家を今後どうするのかについて話し合う必要があります。
実家じまいを考える場合も、まずは**「誰の家なのか」「誰が相続人なのか」**を確認することが出発点になります。
2.片付ける前に大切なものを確認する
誰も住まなくなった実家を見ると、「早く片付けなければ」と考えてしまいがちです。
しかし、最初から大量の家財を処分することはおすすめできません。
実家の中には、
- 預貯金や保険などに関する書類
- 不動産関係の書類
- 通帳や印鑑
- 年金や税金に関する書類
- 写真や手紙など家族にとって大切なもの
- 貴金属や現金などの貴重品
が残されていることがあります。
一度処分してしまうと取り戻せません。
そのため、まずは重要なものを確認し、その後に本格的な家財整理を始める方が安心です。
3.実家を「売る・残す・貸す」をすぐに決められなくても大丈夫
親が亡くなった直後に、
「実家を売却するのか」
「しばらく残しておくのか」
「誰かが住むのか」
まで決められないご家庭もあります。
家族の思い出が残っているため、簡単には決められないこともあるでしょう。
大切なのは、結論を急ぐことではなく、実家を所有し続けた場合に何が必要になるのかを把握しておくことです。
誰も住まない状態でも、固定資産税や火災保険などの費用がかかることがあります。
また、庭木や雑草、郵便物、防犯、建物の傷みなどについても考えなければなりません。
売るか残すか迷っている場合には、まず現在の実家の状態と維持するための負担を確認してから考える方法もあります。
4.実家の中の片付けを進める
重要なものの確認が終わったら、家財や遺品の整理を進めます。
すべて自分たちで行う必要はありません。
自分たちで残すものを選び、大型家具や大量の不用品については専門業者に依頼する方法もあります。
特に長年暮らした実家では、想像以上の量の家財が残されていることがあります。
「数日あれば終わるだろう」と考えて始めたものの、何か月もかかってしまうケースもあります。
遠方に住んでいる場合には、実家へ何度も往復する交通費や時間も負担になります。
片付ける量と自分たちで使える時間を考えながら、どこまで自分たちで行うのかを決めることが大切です。
5.電気・ガス・水道などの契約も確認する
6.空き家になる場合は、そのまま放置しない
すぐに売却などをしない場合、実家はしばらく空き家になることがあります。
空き家になった家は、人が住んでいる家よりも状態の変化に気づきにくくなります。
雨漏り、設備の故障、庭木や雑草、郵便物の滞留などが起きても、遠方に住んでいるとなかなか確認できません。
すぐに処分しない場合でも、
「誰が実家を確認するのか」
「どのくらいの頻度で見に行くのか」
を家族で決めておくと安心です。
7.実家じまいは「全部を自分でやる」必要はありません
実家じまいには、さまざまな手続きや作業が発生します。
相続に関すること、不動産に関すること、家財整理、各種契約の整理、空き家の管理など、それぞれ必要となる専門家や業者も異なります。
一つひとつ自分で調べて、それぞれに連絡することもできます。
一方で、
「実家が遠くて何度も行けない」
「何から始めればよいのか分からない」
「仕事があり、平日に動けない」
「兄弟姉妹が遠方に住んでいる」
「必要な業者や専門家を自分で探すのが大変」
という場合には、必要な部分を専門家や業者に任せながら進める方法もあります。
大切なのは、最初からすべて自分で抱え込まず、自分たちで行うことと、任せることを分けることです。
親が亡くなった後の実家|まず確認したい順番
親が亡くなった後の実家について、何から始めればよいか分からない場合は、まず次の順番で考えてみてください。
- 実家の名義と相続人を確認する
- 家の中にある重要書類や貴重品を確認する
- 家族で実家の今後について話し合う
- 家財・遺品の整理を進める
- 電気・ガス・水道などの契約を整理する
- 売却・維持・賃貸など今後の方向を決める
- 必要に応じて専門家や業者へ依頼する
一度にすべてを終わらせる必要はありません。
現在どこまで決まっているのかを整理して、一つずつ進めていくことが実家じまいの第一歩です。
よくあるご質問
Q.親が亡くなったら、すぐに実家を片付けた方がいいですか?
急いで家財を処分する必要はありません。まずは相続関係や重要書類、貴重品などを確認したうえで片付けを進める方が安心です。
Q.実家を売るかどうか決まっていません。それでも片付けを始めていいですか?
重要なものを確認し、明らかに不要なものから整理することはできます。ただし、大きな処分や不動産に関係する判断については、相続人間で今後の方向性を確認しながら進めることをおすすめします。
Q.実家が遠方にあり、何度も行くことができません。
遠方の実家じまいでは、現地へ行く回数をできるだけ減らすことも重要です。家財整理や不動産、各種手続きなどを個別に依頼するほか、必要な作業をまとめて相談する方法もあります。
Q.何から始めればいいのか、本当に分からない場合は?
まず「現在の実家の状況」「相続人」「今後どうしたいか決まっていること・決まっていないこと」を整理するだけでも構いません。そのうえで、必要となる手続きや作業を順番に確認していきます。
実家じまいについてお困りの場合はご相談ください
実家の状況は、ご家庭によって大きく異なります。
すでに売却することが決まっているご家庭もあれば、家族で話し合っている途中の場合もあります。
また、遠方に住んでいて実家へ何度も行けない、家の中に大量の荷物が残っている、誰に何を頼めばよいのか分からない、といった場合もあります。
「実家の終活総合事務所」では、現在の状況をお伺いしたうえで、実家じまいに必要となることを整理し、それぞれのご家庭に合わせた進め方をご案内します。
まだ何も決まっていない段階でも、まずは現在の状況を整理するところからご相談いただけます。
実家のことで「何から始めればいいか分からない」という方へ
実家じまいは、ご家庭によって必要なことも、進める順番も異なります。
「まだ売るかどうかも決まっていない」
「遠方にある実家をどうすればいいか分からない」
「家の中に荷物がたくさん残っている」
「相続や片付け、不動産のことを誰に相談すればいいのか分からない」
このような段階でも大丈夫です。
現在の状況をお聞かせいただき、何から始めればよいのか、どのような方法が考えられるのかを一緒に整理いたします。
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